
資産運用をはじめたいけど、まず何からどうやってはじめたらいいのかな?
まずはつみたてNISAやiDecoなど
長期つみたて投資からはじめるのが良いよ
リスクも低くて初心者向けなんだ

投資の重要性は理解しているけど
初心者が投資をはじめるにあたって、最初の一歩がなかなか踏み出せないということがあるかもしれません
投資初心者の医師がまずするべき投資は長期つみたて投資です
長期つみたて投資のメリットは主にに以下の通りです
長期つみたて投資のメリット
- 投資タイミングを考えなくて良い
- 長期になるほどリスクが低下する
- つみたてNISA・iDecoといった税金優遇制度がある
順番に解説していきます
投資タイミングを考えなくて良い

つみたて投資は定期的に(一般的には月1回)定額で投資商品を購入し、それをひたすら継続してきます。
この定期的に定額で、というところがつみたて投資の重要なポイントです。
一般的に投資は、安い時に買って高い時に売る、というのが基本になります。
なので安い時というタイミングを見計らう必要があるのですが、これは初心者には難しいです(プロでも難しいです)
そこであえてタイミングを考えずに、毎月定額で購入するとどうなるか
- 安い時にはたくさん買える
- 高い時には少なく買う
つまり購入時の価格が平均化されていくのです。
これをドルコスト平均法と言います
購入価格が平均化されるだけなら利益が出ないのでは?と思うかもしれませんが、最終的に価格が右肩上がりになる物を買えば問題ありません
右肩上がりとなる商品については米国株インデックスファンドが一つの候補となりますが、
ここではまず定期的に定額で購入することで、タイミングを計る手間がかからず購入価格が平均化される、という仕組みを理解していただければ十分です
長期投資になるほどリスクが低下する

株式投資は資産がマイナスとなるリスクが常にあります
つみたて投資も短期で見れば資産がマイナスとなることは珍しくありません
ただし長期投資であればそのリスクは低下していきます
1950~2020年の米国株インデックスのS&P500に投資した期間と年平均のリターンの幅を調べると
- 期間1年だと-38.5~+45.0%(リスク・リターンの幅大)
- 期間15年では年平均のリターンは+0.9~+15.6%(どの時期に投資してもプラス)
つまり、
15年以上の長期つみたてで米国株インデックスファンドを購入すれば
資産が減る可能性は極めて低くなります
もちろん未来はわからないため、100%マイナスにならないという保証はありません
ですが
リーマンショックやコロナショックなどの数々のイベントを乗り越えてきた、
米国株インデックスファンドの実績は投資対象として安心感があります。
つみたてNISA・iDecoといった税金優遇制度がある

長期つみたて投資の3つ目のメリットとして、つみたてNISA・iDecoといった税金優遇制度があります
つみたて投資の税優遇制度
- つみたてNISA
- iDeco
つみたてNISAは年間40万円まで(月33,333円)投資商品を定期的につみたてることができ、
その運用益が非課税になるという制度です
一般口座でつみたてると利益に約20%の税金がかかります
iDecoは掛け金が全額所得控除となるものの、
- 老後資金を準備するための制度で60歳まで引き出せない
- 受け取る時点で税金がかかる場合がある
などつみたてNISAよりもやや使いにくい制度ではあります
つみたてNISAとiDecoのメリット・デメリットなどについては別記事で解説します
つみたてNISAもiDecoも投資商品を金融庁がチェック済みのものしか選べないようになっており、明らかに手数料が高いぼったくり商品などは除外されているという点も安心です
先ほどから紹介している米国株インデックスファンドも、もちろんこの制度で買うことができます
投資初心者である医師は、まずこの2つの制度を利用して資産運用をはじめるてみるのが良いでしょう
まとめ
この記事のまとめ
- 定期的につみたて投資をすることで、投資のタイミングを考える必要がなくなり購入価格が平均化される(ドルコスト平均法)
- 投資期間が長くなるほどリターンは安定し、米国株インデックスファンドでは15年以上投資すれば資産がマイナスになる可能性は低い
- つみたてNISAやiDecoを活用することで節税できる
長期つみたて投資が初心者におすすめである理由について理解していただけたでしょうか
投資はギャンブル!というイメージがあるかもしれませんが、それは基本的に個別株の短期投資の話です
長期投資のメリットをしっかり理解すれば、それほど怖がる必要も無いことがわかると思います
つみたてNISA・iDecoをはじめるためにまずは証券口座を開設して、投資の第一歩を踏み出しましょう!