資産運用

医師に向いている資産運用は不動産よりも株式などのペーパーアセット

不動産は不労所得とは言い難い

不動産は一般的に株式よりも利回りが良く、不動産投資を行なっている医師も少なくありません。

ですが、僕は忙しい医師には不動産投資は勧められないと考えています。

不動産は自分の時間と労力をそれなりに投入しなければならず、不労所得とは言い難いからです

不動産投資に必要な労力についていくつか挙げてみます

不動産投資に必要な労力

  • 資産価値のある不動産を探す
  • 購入・売却のプロセス
  • 空室を埋める
  • 定期的な修繕
  • 住民トラブルへの対応

まず、投資に値する物件を探す労力が大きいです

基礎的な知識を得るための勉強も必要ですし、いい物件があっても早い者勝ちなので常に物件を探す習慣が必要になります

ちなみに本当に良い物件は1000件のうち3つ程度しかないとも言われます

もちろんしっかりと知識をつけて不動産に本格的に取り組みたい、というのであれば医師であっても不動産投資をするのはありです。

むしろ医師は融資を受けやすいという点においては、不動産投資において有利な面もあります。

ただし、自由な時間や働き方を得るための投資、という意味では株式や債券などの方が向いていると思います。

株式や債券などのペーパーアセットは買ったら放置するだけの不労所得

株式や債券のことをペーパーアセットという表現をすることもあります。

文字通り紙(証券)を持っているだけで資産として価値があります。

不動産や金などはハードアセットと呼びます

この株式や債券は、特に長期投資に関して言えば買えばあとは基本放置するだけで良いので、時間や手間などがほとんど必要ありません。

不動産であればメンテナンスや住民トラブルなどへの対応が必要となりますが、そういった煩わしいことは皆無です

時間や手間をかけずに手堅く資産を増やす、という点において忙しい医師にとっては株式投資が相性が良いと言えるのです。

まとめ

忙しい医師にとって、色々と手間のかかる不動産よりも、買ったら放置できる株式や債券の方が投資対象として相性がよい、というお話をしました。

自分が投資をする目的が、「資産を最大化する」なのか「自由な時間を得る」なのかをはっきりさせた上で投資対象を考えると良いと思います。

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